篠﨑 小百合 

染織 篠﨑 小百合 Sayuri Shinozaki

【工芸者略歴】
昭和50年生まれ
平成6年 都立八王子工業高校(現 八王子桑志高校)応用デザイン科卒
平成8年 大塚テキスタイルデザイン専門学校卒
平成8年 南足柄工芸研究室に入室
     3年間住み込みで紬織を学ぶ
平成11年 大塚テキスタイルデザイン専門学校
     工芸染織科織コースの常任講師に就任
平成12年 (社)日本工芸会 第40回伝統工芸新作展入選
平成14年 (社)日本工芸会 第42回伝統工芸新作展入選
6年間講師として働き、退職後は同期や卒業生たちと作品展示販売や
公園での親子で楽しむ染色体験など開催
年令和4年 『染織とおいしいもの楽しいと出会おうsome.biyori』を
開設、染織ワークショップをはじめる。

自分にできそうなこと、好きなことなら出来る。
と考えながら、学生時代を過ごしたように思います。
高校で染織と出会い、専門学校で伝統工芸に出会いました。
制作を通して表現したものが、観る人に伝わった時、言葉以外の表現で、人と繋る喜びを知りました。

南足柄工芸研究室では、どのようにすると体が動かし安いか、無理のない動きをすることで効率が良くなること、無駄のない動きが良い仕事につながること、何事もただやればいいというものではなく、一つ一つ工夫しながら動くことを教えて頂きました。
工房は山生活で、春は蕗の薹・初夏はシャガの花の凛とした美しさ・夏は藍の香り・畑しごとや草取りの合間のスイカのおいしさ・一晩で乾くもんぺの便利さ。
秋はコスモス畑。毎朝の落ち葉掃き。冬の朝焼けの美しさ。しもやけの痒さ。
揺れる木々の優しさに励まされる事もありました。山の生活での経験は私の宝物です。
母校に帰って学生達と制作に向き合い、いろいろな方と出会いながら、私自身の作品も作りました。

子育て中は制作を中断しておりましたが、子育てのおかげで改めて自分を見つめなおし、私にできる事とは何かを考え、染織を再開させることを決めました。
好きを大事にすることは未来に繋がる。シンプルに気張らず、ワクワクしながら、自分らしく作っていきたいと思っています。

趣味は梅仕事、味噌作り、料理、おいしいものさがし、文鳥と戯れる事

道具の一部を紹介します。

左奥:符割り(ふわり) 右奥:管巻き(くだまき) 
手前左から 
座繰り(ざぐり) 綜絖通し(そうこうとおし) 筬通し(おさとおし) 杼(ひ) 木枠(きわく)

【作業工程】
①染色→糸巻き(プロフィール写真は糸巻き作業中)

②整経(せいけい)

③荒筬通し(あらおさとおし)

④経巻き(たてまき)

⑤綜絖通し(そうこうどおし)

⑥筬通し

⑦織付け→織始め

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工房名:some.biyori
所在地:〒133-0061 東京都江戸川区sinozakityou 4-16-10
電話:090-4248-6821
FAX:03-6795-9589
mail:miccyan729@icloud.com

Instagram:https://www.instagram.com/some.biyori/

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【以下については、工芸者に直接お問い合わせください】
直接オーダー:可
仕事場の見学:不可
体験の実施:可 (※体験は要予約)