大場 和十志

江戸切子 大場 和十志 Kazutoshi Ohba

江戸切子
大場 和十志

【工芸者略歴】

昭和45年 東京都に生まれる
平成 7年 大場硝子加工所入社 父、十志男に師事
平成 9年 高岡クラフトコンペ入選
平成18年 大場硝子加工所 代表就任
平成21年 東京カットグラス工業協同組合(現・江戸切子協同組合)理事就任
平成22年 経済産業大臣指定 伝統的工芸品 江戸切子 伝統工芸士認定
平成22年 東京カットグラス工業協同組合主催新作展 東京都産業労働局長賞受賞
平成22年 日本伝統工芸士会作品展 奨励賞受賞
平成26年 第31回江戸川伝統工芸展区長賞受賞
平成29年 高岡クラフトコンペ入選
平成30年 第35回江戸川伝統工芸展区長賞受賞
令和 1年 第36回江戸川伝統工芸展技能賞受賞
令和 1年 高岡クラフトコンペ入選
令和 2年 江戸切子協同組合主催新作展 江東区長賞受賞

【工芸者より】

「いつものお酒をより美味しく」をモットーに、【ついつい手に取って使ってしまう】江戸切子を目指して日々製作しております。

【使いたくなるって】どんなだろう?
カット面の手なじみだったり、グラスを手にした時のちょっとした感動だったり、口当たりだったり・・、作品それぞれに工夫をしております。

作り手ですが、普段は使い手でもありますからネ。
実を言うと、お酒はほろ酔い程度までで、ソフトドリンク大歓迎の製作者です。
「お酒飲まないから~」って敬遠されることもしばしばありますが、お酒はもちろんお水やソフトドリンク等、皆様お好みの飲み物をお気に入りの器でおうち時間を楽しんでいただければうれしいです。

【江戸切子とは】
1834年(天保5年)江戸大伝馬町のびーどろ屋、加賀屋久兵衛が金剛砂を用いてガラスの表面に彫刻をしたのが「江戸切子」のはじまりと伝えられています。

1873年(明治6年)に品川興業社硝子製造所が開設され、1881年(明治14年)に切子の指導者として英国人のエマニュエル・ホープトマンを招き、数名の日本人が指導を受け現代に伝わる江戸切子の技法が確立されました。

「江戸切子」は1985年(昭和60年)に、東京都の伝統工芸品産業として、また2002年(平成14年)に、経済産業大臣より日本の伝統的工芸品として指定されております。

【江戸切子の制作工程】
①割り出し・・・カットの目安となる縦横の印をつけます。
②粗ずり・・・回転道具(ダイヤモンドホイール:比較的粗目の番手)を用いて、割り出し線を目安に、大まかにカットしていきます。
③三番掛け・・・回転道具(ダイヤモンドホイール:粗ずりより細かな番手)を用いて、粗ずりに沿ってカット面をより細かく彫りこんでいきます。
④石掛け・・・回転道具(人工砥石や天然石)を用いて、カット面をさらに細かく滑らかに仕上げます。
⑤磨き・・・回転道具(木盤・樹脂製パット・ゴム盤等)を用いて、水分を含ませた磨き粉を適量つけて、カット面を磨きます。さらに、布製のバフ盤を用いて全体を仕上げます。(薬品を用いて光沢を出す方法もあります。)


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工房名:大場硝子加工所
所在地:〒132-0031 東京都江戸川区松島1-9-14
電話&FAX:03-3656-4687(受付時間は10~17時・土日祝祭日を除く)
mail:biz@ohba-kiriko.tokyo
公式HP:https://www.ohba-kiriko.tokyo/
オンラインショップ:https://ohba-kiriko.shop/
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