篠原 公孝

江戸風鈴 篠原 公孝 Kimitaka Shinohara

江戸風鈴
篠原 公孝

【工芸者略歴】

昭和57年  静岡県富士市生まれ
平成22年  4月より修行開始
平成27年  第32回江戸川伝統工芸会区長賞受賞 作品「登り龍」

【工芸者より】
風鈴職人として一人前になるまで最低10年と言われています。風鈴製作を始めてちょうど10年経ちましたが、自分では一人前になれたとは思っていません。ガラス吹き、絵付けに関しても良い物が作れても一度も満足した事はありません。

亡き先代・裕が残した言葉に「満足したら、”終わり”だと思う。だから50年続けても、決して飽きない。」とあります。10年続けてこの言葉の重みが少しずつ理解できた気がします。この言葉を胸に日々向上心を持ちながら仕事に取り組んでいます。

江戸風鈴は透明なガラスに絵を描きます。描き手のセンスやアイディアにより絵柄は無限大です。先人達が様々な素晴らしい作品を残してきましたが、その先人達の作り上げた伝統を踏まえつつ、自分にしか作れない、自分だからこそ作れる作品を今後も作り続けていきたいです。

趣味は、音楽・ライブ鑑賞、ゴーヤの栽培(夏限定)
好きな食べ物は、つけ麺とアメリカンドッグです。

【宙吹きについて】
電気炉で1,320度に熱してどろどろに溶けたガラスを、ガラス製の棹を使い1つずつ吹いて成形します。型を使わない宙吹きという技法なのですが、風鈴の大きさやガラスの厚みが個体によって異なるため、少しずつ音が異なります。
また、音を良くするために風鈴の鳴り口をわざとギザギザににしています。

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【普段使用している道具の一部をご紹介します】
①風鈴の鳴り口の成形に使用する砥石
②吹いた風鈴を棹から切り離すヤットコ
③炉に蓋をする時などに使用するハシ
④風鈴を吊るす紐を通す穴をあけるための太い針金
⑤ガラス吹きに使用する棹。風鈴と同じガラス製です。
風鈴や以上の道具類を置いているのが、「切り台」です。出来上がったばかりの風鈴はまだ800度くらいあるのでこの台の上で冷まします。

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工房名:有限会社篠原風鈴本舗
所在地:〒133-0065 江戸川区南篠崎町4-22-5
電話:03-3670-2512
mail:honpo55@nifty.com
HP:https://www.edofurin.com/
オンラインショップ:https://shinoharafurinhonpo.stores.jp/
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Facebook https://www.facebook.com/edofurin.honpo
Instagram https://www.instagram.com/shinoharafuurinhonpo/
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【以下のお問い合わせについては、直接工芸者へお問い合わせください】
直接オーダー:可
仕事場の見学:不可
体験の実施 :可