林 理子

陶芸 林 理子 Ayako Hayashi

陶芸
林 理子

【工芸者略歴】

昭和51年  江戸川区小岩生まれ
平成11年  文化学院建築研究科 卒業
       卒業後、大学職員として施設整備の仕事に就く
平成17年  父 信弘に師事
平成20年  大学職員を退職し、陶芸に専念
       以降、全国のギャラリーや百貨店などで作品を発表
平成27年  江戸川区伝統工芸会 入会

昭和51年  江戸川区小岩生まれ
平成11年  文化学院建築研究科卒業
       大学職員として、施設設計監理部署に勤務。
平成17年  陶芸家の父に師事し作陶活動をはじめる。
平成20年  建築の仕事を退職作陶活動に専念。
平成27年  江戸川区伝統工芸会入会
現在、全国各所で個展やグループ展で作品を発表し、展示販売などを行う。

■公募展
東京都伝統的工芸品チャレンジ大賞/現代茶湯アワード 

■個展・グループ展等
伊勢丹新宿店/日本橋三越/新宿髙島屋/阪急うめだ/渋谷ロフト/東急吉祥寺/渋谷ヒカリエ/三省堂書店/神保町いちのいち/東京ソラマチ/ JR名古屋タカシマヤ/水道ギャラリー/Za Gallery/東急ハンズ/月光荘画廊/渋谷PARCO LOGOSGALLERY/Bunkamura/ecute/府中の森芸術劇場/ラゾーナ川崎/2K540 AKI-OKA ARTISAN  他多数

岩手県立美術館イベントでのワークショップ
東京メトロ財団 地下鉄博物館で展示・実演

NHK「Tokyoディープ」/OZmagazine/婦人画報/デザインの現場/東京ウォーカー/朝日新聞/読売新聞/東京メトロいきいきTOKYO夢職人 他
タツミムック「やまとなでしこお茶はじめ」に茶器提供

日本茶アーティスト、フードコーディネーター、他ジャンルの作家などどコレボレーションしての作品制作やイベント企画を行う。

【焼き物の小話】
普段の生活の中で、焼き物に触れない事はほとんどと言って良いほど無いでしょう。
今、身の回りにあるもの・・・ちょっと見てみて下さい。ほら、たくさんありませんか・・?

今お茶を飲んでいる、その湯呑茶碗・・・ご飯を食べるとき、朝コーヒーや紅茶を飲むとき、ご飯を食べるとき・・・。
そして、皆さんが住んでいる住宅に使われているタイル、お庭に咲いているかわいいお花の植えてある鉢、トイレの便器やお風呂場のバスタブ・・・。
このように焼き物で出来ているものは、身の回りにあふれているのです。
こんなにたくさんある【焼き物】でできた物たち・・・そのなかにあなたのお気に入りはいくつありますか??
小さなひとつでも、あなただけのお気に入りの一品にしてみたら、すこし贅沢な気分に変わるかもしれませんよ・・・

こんなに身近にいつもあるのに、知らないことかりな器の事。
「どうやってつくられているの?」
「陶磁器って良く聞くけど、陶器と磁器って何が違うの?」
「表面がざらざらしていると素焼きなの?素焼きって水が染み込むから、ざらざらした質感の器って水に弱いの?」

そんな疑問、ありませんか?
そんなほんのちょっとした事でも、知るのと知らないのとでは大違い。ちょっと知るだけで、いつも近くにあった物に、急に興味が湧いてくる。なんてこともありますよね?

私は常日頃から、展示にいらしたお客様には、日常にある器の「なんで?どうして?」のお話をするようにしています。
今よりももっと焼き物に興味を持って、既製品と1点ものの違いを知ってもらい、手作業で作られた器の、陶芸の良さを伝えていきたいと思っています。

さて、先ほどの答えを・・・!
陶器と磁器の一番の違いは、材料(原料)の違いです。
陶器は地面を掘って採取した粘土層を精製した粘土を材料にしています。
一方、磁器は陶石(とうせき)という、ガラスの成分を含む石の粉が材料になっています。
そのため、陶器は「土もの」、磁器は「石もの」とも言われます。

ざらざらしている器は、素焼きでは無く、焼き締め(やきしめ)と言います。
素焼きとは、焼き物の制作工程では釉薬を掛ける前に低火度(当工房では750度)で焼成する、いわば制作の途中段階です。
焼き締めは、素焼き後の本焼きを行う際に、釉薬を掛けずに本焼き焼成(当工房では1250度)して焼き上げたものになります。
高温焼成しているので、土はしっかりと焼き締まっていますので素焼きと違い水や油の染み込みなどは心配ありません。

例えば、植木鉢や歩道に敷いてあるテラコッタやレンガなど、水を表面で弾かせずに染み込ませる必要があるものは、あえて高温焼成せずに、素焼きとします。
植木鉢やレンガを高温で焼いてしまうと、植木鉢の水はけは悪くなり根腐れの原因に、レンガを焼き締めで仕上げてしまうと表目水が張ってしまい、歩いた時につるりと滑って危険です。

お話したいことはまだまだ沢山ありますが、またの機会に。

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工房名:甲和焼芝窯(こうわやきれいしよう)
所在地:〒133-0056 東京都江戸川区南小岩8-20-10 1階
電話&FAX:03-3657-5015
mail:info@nicorico/com
HP:https://www.nicorico.com/
オンラインショップ:https://nicorico.ocnk.net/
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【以下のお問い合わせについては、直接工芸者へお問い合わせください】
直接オーダー:可     ※要相談
仕事場の見学:不可
体験の実施 :不可